勝沼フットパス

ぶどうの里の歴史を訪れて

古墳のある静かな里
小佐手 〜おさで〜


平成23年11月27日(日)

地区内の葡萄畑にはいくつかの古墳が存在するなど、解明されない古代の歴史を持つ不思議な里。
中世には武田氏の一族小佐手氏が館を構え、江戸期には用水の確保に苦闘しました。
中央線のトンネルのレンガは小佐手の土が使われています。


   
受付で参加費を支払い
マップを受け取ります



地元のイラストレーター福永由美子さんは
実際に私たちと何度もコースを歩きながら
このマップを作ってくれました。

   


 立正寺へとつづく
鎌倉街道沿いに歩き
中村の部落の入り口に
延命地蔵がたたずんでいます
 
  対を成す
部落東の延命地蔵
災いの進入を阻んでいます 
ぶどう棚の下にたたずむ
天神塚古墳
石室のあるマウントは本来倍ぐらいの
大きさがありました。
この地域から北には古墳が見られず
甲斐の黒駒伝説にも通づる
歴史を垣間見ることができます
 
   
   用水路から台地に染み入る水すらも
無駄にはできなかった小佐手の人々
その信仰をこの水神様と
深く掘られた井戸から
知ることができます
   
 古墳群・・
この畑の中にも隆起した地形と
石室を構成したと思われる石
きっとここにも
古墳が存在していたかも
 
   
勝沼はレンガと深いかかわりがある
明治後期に開通した中央線工事の
至る所でレンガが使われた

この小佐手はレンガをつくる土を採取した
場所

この畑を囲うように積まれたレンガ
中央線工事で使われた時代のもの
ではないが

レンガが盛んに使われていたことを物語っている
 はなん堂
地蔵堂とも呼ばれるが
実際には観音様が祀られている
小佐手のほかの場所から
移された可能性がたかい

またこのお堂では庚申講や
百万遍といれれる
数珠をつかった念仏が
唱えられる
 
   伏木神社の石段の右手にある祠
これは高遠の石工が
作ったものであると
いわれている
伏木神社入り口の七本杉
   小佐手地区には
このような石塔が至る所にある
中世の時代から
あるものと思われる
   
 江戸時代水争いで勝訴して
勝ち取った証が
田草川にかかる樋である
日川からひいた水を捨てていた
勝沼地区から水利権を得
この樋を架けた
今で言うところの最高裁判所での
結審であった
 
   
   
 六地蔵と庚申塔そして石塔
庚申塔には耳と目を押さえたサルが
閻魔様に告げぬように・・
そして月と太陽が描かれている

人が眠りにつくと
三尸(さんし)と言う虫が60日
ごとに体から出て
その間犯した罪悪を天に昇って
告げるという
だから人々は寝ずにお祭りをする
 
   
   正面金剛像

保寿院跡
保寿院は小佐手氏に関わる重要な
寺院であったに違いない
   
 ゴール地点の青峰園さん
で地元の皆さんにも
お手伝いいただき
玄米と野菜のリゾット勝沼風
をご用意しました。

ワインやぶどうジュースも
振舞われました
 
   
   
   
   
   



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